頼清徳/台湾総統選挙の経歴や家族は?年収や選挙結果も!

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任期満了に伴う2024年中華民国総統選(2024年1月実施予定)で、頼清徳氏が候補者に選出されました。

こちらのページでは、頼清徳氏の

・経歴
・家族
・年収
・選挙結果

などについて記事を書いていきます。

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頼清徳/2024年中華民国総統選挙の経歴は?

頼清徳氏のプロフィールを簡単にまとめてみました。

名前 頼清徳(らいせいとく)
生年月日 1959年10月6日
出身地 中華民国台北県万里郷
最終学歴 国立台湾大学・国立成功大学医学部・ハーバード大学公共衛生大学院卒業
職業(現職) 中華民国副総統・民主進歩党主席
趣味 非公表

頼清徳氏は1959年に中華民国台北県万里郷で生まれ、国立台湾大学・国立成功大学医学部・ハーバード大学公共衛生大学院を卒業しています。

頼氏は台湾の政治家であり、中華民国の政党、民主進歩党のメンバーです。現在、同国の副総統と民主進歩党の主席を務めています(第18代)。

頼氏は、民主進歩党内で最も影響力のある派閥である「新潮流」の中核的な人物の一人であり、過去には立法委員、行政院長(首相に相当)、台南市長(2期)などを歴任した人物として知られています。

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頼清徳氏 Instagram

頼清徳/2024年中華民国総統選挙の学歴は?

頼清徳氏が卒業した大学は国立台湾大学・国立成功大学医学部・ハーバード大学公共衛生大学院と記載がありました。

出身大学は?

頼清徳氏が入学した国立台湾大学は、1928年に創立された国立大学です。

国立台湾大学は、台湾を代表する高等教育機関の一つであり、国内では台湾の学術界や社会に多大な貢献をしてきました。

4人の中華民国総統、5人の中華民国副総統を輩出した伝統的な大学としても知られています。

その後頼清徳氏が入学した国立成功大学は、1956年に大学設置された国立大学です。

国立成功大学は、台湾南部に位置し、1931年に台南高等工業学校として創立されました。

「成功」の由来は中国明代の軍人、政治家の鄭成功からきているもので、日本台湾交流協会によって、台湾の七大名門大学の一つに選ばれており、その名声は日本にも知られています、

最後に頼清徳氏が入学したハーバード大学は、アメリカ合衆国のマサチューセッツ州にある私立大学で、1636年に創設されたアメリカ合衆国でも伝統ある大学のひとつです。

大学は、カレッジ(学部)、大学院で構成されており、ハーバード・ビジネス・スクール、ハーバード・ロースクール、ハーバード医学大学院など、各業界の著名人を多く排出する専門職大学院も複数あります。

頼清徳/2024年中華民国総統選挙の家族は?

家族構成についてですが、ご家族それぞれのお名前等の詳細の情報は見当たりませんでした。

また、お子様についての記述はありませんでした。

頼清徳/2024年中華民国総統選挙の年収は?

現在の頼清徳氏の収入に関して詳細を調べましたが、情報は得られませんでした

頼清徳氏は上記の中華民国副総統、民主進歩党党首の肩書の他、過去には台南市長、また医師免許も持つなどその役職は多岐にわたります。

自身の政治活動のほか、上記役職としての活動報酬もあるものと思われますが、年収に関する情報は明かしていません。詳細が気になります。

頼清徳/2024年中華民国総統選挙の実績や評判は?

頼清徳氏は台湾において、医療や公衆衛生、また災害に関する専門知識と市民とのコミュニケーション能力を併せ持つ政治家として高い評価を受けています。

頼清徳氏は、台南市長、行政院長、そして副総統という役職にあった期間に、様々な災害に対応してきました。

2016年に台南市で発生した地震の際には、頼清徳氏は4日以上不眠不休で勤務し、被災地での救援・復旧活動を指導しました。

この災害では、多くの建物が倒壊したため、頼氏は被災者の救助や生活支援、仮設住宅の設置などの指示を行っています。


また、2014年には台風による水害が発生し、多くの地域が被害を受けました。この際も頼清徳氏は被災地を訪れ、現場での救援・復旧活動を指導しました。

頼清徳氏は、台湾を襲った災害に対しては、市長時代に他市とはただ一人逆の異なる警戒宣言を行い、実際に台風による被害がほぼなかったこと、その日は未明まで帰宅しなかったことなども評価されています。

一方2013年と2016年の台風では台風休暇の発令が遅れ、逆に批判を浴びる結果となったこともありましたが、彼の災害対応については、国民から高い評価を得ています。

また頼氏は、LINEを市政の情報発信ツールとして頻繁に使用しており、市民からは「頼神、LINE神」と呼ばれるほど人気があります。

こうした経歴の上で、中華民国副総統・民主進歩党主席を務めた実績があることからも、国内の市民からの期待はかなり厚いものであると思われます。

頼清徳/2024年中華民国総統選挙の公約は?

頼清徳氏は、総統選挙にむけては今後の中華民国の方向性について会見や記事などで考えを語っています。

中国との関係や台湾の将来をめぐっては、行政院長在任中に、「自分は、現実的な台湾独立工作者だ」などと発言したことがあります。

しかし、民主進歩党の主席に就任した際の記者会見では「改めて台湾独立を宣言する必要はない」と述べ、蔡総統の路線を継承する姿勢を強調しています。

膠着が続く中台関係をどう打開するかについては、以下のように語っています。

「中国が台湾に軍事的圧力をかけ、現状変更をしている。台湾だけではどうすることもできない。中国がもっと(中台の)人民のためを考えたら、色々な問題が解決できる」

(参照:台湾与党トップに頼清徳氏就任、「台湾は既に独立」中国念頭 – 日本経済新聞)

頼清徳氏は、3月24日に開催された一般財団法人東アジア情勢研究会が主催するシンポジウムに出席し、台湾と日本が連携する必要がある理由について語りました。

その理由として、世界平和を求めるためには戦争を回避しなければならず、戦争を回避するにはまず世界平和の共同体を構築しなければならないと述べ、台湾と日本が連携することがその一歩となると訴えました。

「ヨーロッパでロシアによるウクライナ侵攻が発生したように、アジアでも同じ危険が存在している。

台湾と日本はこの重要なタイミングにおいて連携し、平和という布を織らなければならない。

その布はアジア太平洋を助けるだけでなく、全世界の人々の平和への願いを織り込めるものだ」

(参照:頼清徳副総統、「世界平和の共同体を構築する上で台日連携は不可欠」 : Taiwan Today)

頼清徳副総統は台日連携の具体例として、「経済発展に力を入れること」、「民主主義を守ること」、「国防を強化すること」、「平和を守ること」の4つを挙げ、それによって台湾と日本のWin-Winの関係を作り出し、全世界に幸福をもたらそうと呼びかけています。

頼清徳/2024年中華民国総統選挙の立候補した理由は?

頼清徳氏は2024年中華民国総統選出馬において、頼清徳氏が公認候補に選出された際の会見内で以下のように語っています。

「頼氏は指名演説で、統一圧力を強める中国を念頭に「来年の総統選は『戦争か平和か』ではなく『民主か専制か』の選択だ」と述べ、「台湾を団結させ、権威主義の脅威に冷静に対応する」と意気込みを語った。」

(参照:台湾の総統選、与党候補が頼清徳・副総統に決定「権威主義の脅威に対応する」 野党の有力候補は:東京新聞 TOKYO Web)
今回の2024年中華民国総統選に向けては、主に「台湾の自由と民主主義を守ること」を会見やその他SNSでも強調しています。

会見では、来年の総統選挙が台湾の将来や民主主義の存続を左右するものであると訴えています。

また、中国軍の軍事的圧力に対しては、戦争になれば台湾だけでなく中国や世界に大きな損害が出るとして、国防力を強化して台湾を守ることが必要であると強調しています。

一方で、頼清徳氏は自身が「台湾独立派」と見られていることを意識してか、台湾にはすでに主権があり、改めて独立を宣言する必要はないとし、蔡前総統の路線を継承する姿勢を示しました。

頼清徳/2024年中華民国総統選挙の選挙結果は?

頼清徳氏は過去、国民大会代表・立法委員(日本の衆参議院に相当)選挙、台南市長選挙に出馬しています。

また、民主進歩党内では中華民国総統候補の予備選挙にも立候補した経歴があります。

以下はその結果です。

国民大会代表(第3期)
(1996年3月実施)
当選
立法委員(第4期)
(1998年12月実施)
当選
立法委員(第5期)
(2001年12月実施)
当選
立法委員(第6期)
(2004年12月実施)
当選
立法委員(第7期)
(2008年1月実施)
当選
台南市長選挙
(2010年11月実施)
当選
台南市長選挙
(2014年11月実施)
当選
民主進歩党総統選挙候補予備選挙
(2019年6月実施)
落選

頼清徳/2024年中華民国総統選挙の引退の可能性は?

頼清徳氏の引退の可能性について調べてみましたが、引退についての情報は得られませんでした。

長年中華民国内で活動を続けており、市政・国政への強い思いを考慮すると、現時点で引退を考えている可能性はないと思います。

まとめ

今回は台湾総統選挙候補者に選出された頼清徳氏についてまとめました。

頼氏は民主進歩党の中で台湾独立派の一人とされ、その立場から中国との関係や台湾の将来をめぐって議論があることも事実です。

しかし、就任演説で頼氏が強調したように、民主進歩党は台湾のために民主主義や平和、繁栄を促進することが重要とされています。

来年の総統選挙での民主進歩党の勝利に向けて、頼氏がどのように党をまとめ、進めていくのか注目されるでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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