中曽宏/次期日銀総裁候補の家族や妻は?経歴や金融政策も!

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日銀総裁

2023年4月に日本銀行総裁の黒田東彦氏が任期満了を迎えるにあたって、後任の人選が始まっています。

今回は、候補の一人である中曽宏氏について以下の内容をまとめました。

中曽宏氏の

    ・経歴
    ・経歴
    ・家族
    ・実績
    ・金融政策

などについて記事をまとめていこうと思います。

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中曽宏/次期日銀総裁候補の経歴や家族は?

名前 中曽宏(なかそひろし)
生年月日 1953年10月12日
出身地 東京都
最終学歴 東京大学経済学部卒業
職業(前職) 株式会社大和総研理事長、東京国際金融機構代表理事/会長
趣味 鉄道(子供のころからの乗り鉄だったが職業人として激務のため封印してきたこと、これから復活することを告白・宣言)

中曽宏氏は東京都出身で私立武蔵高校を経て東京大学経済学部を卒業されました。小宮隆太郎教授のゼミで薫陶を受けられています。

1978年に日本銀行に入行し、ロンドン事務所勤務を経て1997年に信用機構局信用機構課長、2000年に国際決済銀行(BIS)(ジュネーブ)出向、2003年に金融市場局長(2006年からは国際決済銀行の市場委員会議長を兼任)、2008年には日本銀行理事(国際関係統轄)を経て、2013年に日本銀行副総裁に就任されました。なお、2008年に就任の日本銀行理事については、現行日銀法のもとでは初めて2012年に再任されています。

2018年3月19日に日本銀行副総裁を退任後、2018年7月1日から株式会社大和総研理事長に、2019年4月1日から東京国際金融機構 代表理事/会長に就任されています。

また、2018年10月5日、小池百合子東京都知事により、東京を国際金融都市とするプロジェクトの代表者である「東京版金融メイヤー(市長)」に任命されることが公表されました。この市長は地方自治法などに基づき公選される自治体首長と異なり、英国首都ロンドンのうち、金融ビジネスが集まる中心部の長であるロンドン市長(シティ・オブ・ロンドン)をモデルとしています。

中曽氏は、現副総裁の雨宮正佳氏と共に日本銀行次期総裁候補として最も有力視されています。

中曽宏/次期日銀総裁候補の学歴は?

中曽宏氏の学歴は、私立武蔵高等学校卒業、東京大学経済学部卒業です。

出身高校は?

武蔵高等学校は、東京都練馬区に所在する私立男子校です。

1922年(大正11年)、第二次高等学校令に基づき七年制の旧制高等学校「武蔵高等学校」として創立されたのが始まりです。創立者は根津財閥初代総帥の根津嘉一郎氏で、賛同した宮島清次郎氏、正田貞一郎氏らが理事を務められました。

自由で高度な学問を追究する名門校で、政界・財界・官界・学界に多くの卒業生を送り出してきました。

建学の理念として以下の『三理想』を掲げられていて、中曽宏氏は「若い心に響くものがあった。世界を舞台に日本のために公的な機関で働きたいと日本銀行を目指すきっかけとなった。」と言及されていました。

1.東西文化融合のわが民族理想を遂行し得べき人物
2.世界に雄飛するにたえる人物
3.自ら調べ自ら考える力ある人物

1949年の新制中学発足以来、中高一貫校でしたが、2000年には高校からの募集を停止し、完全中高一貫校「武蔵高等学校中学校」となっています。

東京大学等への超難関大学への進学者数も多い、日本屈指の進学校で、開成・麻布とともに東京私立男子中高一貫教育校の御三家と称されています。

2022年 武蔵高等学校 大学進学状況 2022年

現在は完全中高一貫校なので、高校進学時の偏差値情報はありませんが、中学入学時の偏差値から全国でも屈指の難関校であることが窺えます。

【参考】みんなの中学情報 武蔵中学校

出身大学は?

東京大学は欧米諸国の諸制度に倣った、日本国内で初の近代的な大学として1877年に設立された国立大学です。

日本の大学の頂点に立つといえるでしょう。

元々、官僚養成を目的とした教育機関でしたが、現在は以下のとおりの学部と数多くの大学院研究科を擁していて、ノーベル賞受賞者も日本一多く輩出しています。

・学部 …法学部、医学部、工学部、文学部、理学部、農学部、経済学部、教養学部、教育学部、薬学部

【参考】みんなの大学情報 東京大学

中曽宏/次期日銀総裁候補の家族は?

中曽宏氏のご実家は4人家族。お父上は旧運輸省の官僚で妹さんは内科医師というエリート家族です。

ただ、奥様やお子様の情報は見付かりませんでした。

中曽氏ご自身のご家族(ご自身と妻子)も同じく4人家族かも知れません。

【参考】中曽宏氏の家族

中曽宏/次期日銀総裁候補の年収は?

中曽宏氏は株式会社大和総研理事長と東京国際金融機構代表理事/会長を務められていますが、何れも報酬額の情報は見付かりませんでした。

例えば大和証券の役員の方のデータが見付かりましたので、ご参考に掲げますが、取締役で平均報酬年額3,800万円、報酬額1億円以上の役員の方もおられます。

中曽氏の年間報酬額を極めて大まかに推測すると、5千万円以上といったところでしょうか。

【参考】大和証券役員報酬

中曽宏/次期日銀総裁候補の実績は?

中曽宏氏は、リーマンショック前後の混乱を海外の金融当局者と協力して乗り切った経験を持つ国際金融派で、金融システム、市場取引、国際金融に精通されています。

また、安倍首相第二次在任(2012年12月26日-2020年9月16日)の大半の期間の2013年から2018年の間、日本銀行副総裁として金融緩和に代表されるアベノミクス政策を支えて来ました。

政策の目指すところは円高・株安是正による日本経済復活でしたが、円高・株安是正については達成されたと思われます。

副総裁退任後は2018年7月1日から株式会社大和総研理事長、2019年4月1日から東京国際金融機構 代表理事/会長として活躍されれています。

大和総研理事長 中曽宏の活動

中曽宏/次期日銀総裁候補の金融政策は?

中曽宏氏は、日本銀行きっての国際金融派で、金融システム、市場取引、国際金融に精通されています。

安倍第二次内閣発足の以来2013年から2018年の間、つまり、政権の初期からの大部分の時期について、中曽氏が日本銀行副総裁を務め、その後現在までを現副総裁の雨宮正佳氏が務められていることになります。

現総裁である黒田東彦氏は2013年の総裁就任以降、2%の物価安定目標の実現を目指し、大規模な国債の買い入れやマイナス金利といった金融緩和を続けてきました。

しかし、その金融緩和の弊害も目立ち始めており、次期総裁は難しい金融政策運営に直面するのは避けられないとみられています。

雨宮氏は現副総裁で国内の経済の仕組みに強いようですが、中曽氏の視野の広さやバランス感覚、前副総裁という比較的しがらみのないところがこの場合はプラスに作用するかも知れません。

日銀副総裁(岩田氏、中曽氏)プロフィール 2013年3月21日

金融危機から25年 教訓は?元日銀副総裁 中曽宏さんに聞く

また、東京国際金融機構会長として東京をロンドン・ニューヨークに次ぐ国際金融都市とすることにより、脱炭素化に必要な資金を確保する構想を進められています。

【参考】中曽 宏氏【前編1】「『国際金融都市・東京』は日本再生の起爆剤になるか」2022年2月10日(木)放送分 日経CNBC「GINZA CROSSING Talk」

中曽 宏氏【前編2】「『国際金融都市・東京』は日本再生の起爆剤になるか」2022年2月10日(木)放送分 日経CNBC「GINZA CROSSING Talk」

中曽 宏氏【前編3】「『国際金融都市・東京』は日本再生の起爆剤になるか」2022年2月10日(木)放送分 日経CNBC「GINZA CROSSING Talk」

中曽 宏氏【後編1】「世界の金融政策の変化、そして日本の未来は?」2022年2月24日(木)放送分 日経CNBC「GINZA CROSSING Talk」

中曽 宏氏【後編2】「世界の金融政策の変化、そして日本の未来は?」2022年2月24日(木)放送分 日経CNBC「GINZA CROSSING Talk」

中曽 宏氏【後編3】「世界の金融政策の変化、そして日本の未来は?」2022年2月24日(木)放送分 日経CNBC「GINZA CROSSING Talk」

まとめ

現在、日本銀行の次期総裁選びは大詰めに来ているそうです。

総裁は財務省出身者と日本銀行出身者とで順番に出ている模様ですが、現在の黒田東彦総裁は財務省出身なので、順番でいえば次は日本銀行出身者となります。

順番のことをさておくとしても、多くの問題を抱える日本経済で金融政策を大きく変えることは困難で少しずつ変えて行く必要があり、そこでは極めて慎重かつ繊細な気配りが必要になるので日本銀行出身者が適任との指摘があります。

中曽宏氏も雨宮正佳氏も日本銀行出身者なので、その辺りも現在最有力候補とされている理由でしょう。

【解説】“ポスト黒田”選び じわり水面下では…

【参考】「トップシークレット」の次期日銀総裁は「驚くべき人事」の可能性が高い 前日本銀行政策委員会審議委員が指摘

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